2012年11月11日

名誉毀損への慰謝料請求・損害賠償請求

名誉毀損への慰謝料請求・損害賠償請求

一般に名誉毀損による慰謝料の額を決する要素としては、次の諸点を指摘する見解があります。
(1) 報道側の諸事情
 ・報道機関の影響力?発行部数、マスメディアでの位置づけ
 ・報道の内容や表現の態様
 ・取材の方法や対象の相当性
 ・事実の真実性
 ・事実の公共性や公益性
 ・事実を真実と判断した相当の理由があるか等
(2) 被害者側の諸事情
 ・被害の程度や現実の不利益?信用毀損の程度
 ・その職業や社会的地位、年齢や経歴等
 ・仕事や家族への具体的影響
 ・被害者による名誉回復の可能性



刑事上は、社会的評価が保護されるべき利益とされますが、民事上は、精神的損害として、慰謝料という形で請求されることが一般的です。
この名誉毀損訴訟の慰謝料は、かつては100万円程度が相場だと言われていたのですが、2000年ころから高額化しています。
例えば、2001年には、ある週刊誌が野球の清原選手がトレーニング中にストリップに通ったという記事を載せたことについて、1000万円の慰謝料を認める判決が出ています。
その他にも、著名人について、500万円以上の慰謝料を認める判決が結構出ています。
著名人は元々一般人より高い傾向があるのですが、この高額化は、必ずしも著名人に限ったことではないと思われます。
これには、裁判官の中で高額化すべきという価値感が高まっていることが背景にあるようです。
インターネットの発達により、容易に自分の意見等を表現できる時代になりましたが、表現には十分注意をしないと、高額請求を受けるということにもなりかねないので、注意が必要です。
posted by naiyou at 21:22| 大阪 ☔| Comment(0) | 名誉毀損 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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