2012年10月30日

掲示板管理者への誹謗・中傷の削除要求

掲示板管理者への誹謗・中傷の削除要求

インターネットには、掲示板やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、ブログなどコミュニケーションの輪を広げる便利な機能があり、その利用が進む一方で個人が特定できる状態で「誹謗中傷」がかかれている、「自分の写真」が無断で掲載されている等の事件が多く発生しています。
インターネットでは、いったん掲示板などに書き込みを行うと、その内容がすぐに広まってしまいます。
また、その書き込みをネット上から完全に消すことは容易ではありません。

特定個人の民事上の権利侵害があった場合にプロバイダ等に対し
・情報の流通の防止の要求
・発信者その他侵害情報の送信に係る者の氏名又は名称
・発信者その他侵害情報の送信に係る者の住所
・発信者の電子メールアドレス
・侵害情報に係るIPアドレス
・前号のIPアドレスを割り当てられた電気通信設備から開示関係役務提供者の用いる特定電気通信設備に侵害情報が送信された年月日及び時刻
ができるとしています。 

当事務所では依頼人の権利侵害が発生していることを書面で立証し、プロバイダ等に情報流通の防止や発信者情報開示を請求していきます。
posted by naiyou at 06:56| 大阪 ☁| Comment(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月27日

工事の振動・騒音防止による被害の損害賠償請求の内容証明郵便

工事の振動・騒音防止による被害の損害賠償請求の内容証明郵便

現代において建築工事は必要不可欠なものであり、また建築工事には騒音・振動・粉塵等は付き物です。
したがって工事に伴う騒音・振動等により近隣住民に迷惑がかかったとしても、そのすべてが不法行為として損害賠償しなければならないというのでは建物も建てられなくなってしまいます。
しかし近隣住民からすればどのような騒音・振動等も許されるというのではたまったものではありません。

そこで裁判所は、社会共同生活を営む上で一般通常人ならば当然受忍すべき限度を超えた侵害を被ったときに侵害行為は違法性を帯び不法行為責任を負うという「受忍限度論」を採用しています。この「受忍限度論」は騒音・振動問題だけでなく、日照問題、ゴミ問題等の近隣紛争において幅広く用いられています。



受忍限度の判断
ところがどのような場合にこの受忍限度を超えるのかについては明確な基準はなく、裁判所は工事の態様、被害の程度、周辺の地域環境、工事の間に採られた被害防止措置など様々な事情を考慮して、被害が通常受忍しなければならない程度のものかどうかを判断しています。
工事の態様については、騒音・振動が騒音規制法や公害防止条例の規制値を超えた場合であっても、その回数が少なく時間も短いという場合には受忍限度を超えるものではないとした判例があります。また工事後も飛散物の痕跡が残り、工事が夜10時以降まで及んだことが6、7回あったという事例で受忍限度を超えたとしたものもあります。

被害の程度については、例えば被害者が騒音によって自律神経失調症にかかり入院したということであれば受忍限度を超えたと考えられがちです。
しかし騒音に対する受け止め方は個人差があるためあくまで一般通常人の感覚ないし感受性を基準に判断する必要があります。
工事による振動・騒音でお悩みの方は一度ご相談ください。
posted by naiyou at 21:26| 大阪 ☁| Comment(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月06日

野良猫への餌やり中止要求

野良猫への餌やり中止要求

餌の残骸の不始末で悪臭、害虫が集まり、餌やりにより野良猫が増えて糞尿被害がひどいことなど野良猫によるトラブルが増えています。口頭で注意しても餌やり女性は正当な行為といい、餌やりを続け、その後も毎日のように餌やり等は続けられている・・・

商店や住宅が多い町内で、猫好きの住民が家の前で捨て猫に餌をやりはじめ、徐々に野良猫が増えていき、野良猫が周辺に糞尿をし悪臭を立てて強い不快感を与えたことが問題になった事件がありました。

裁判所は、猫好きの人の嗜好に基づく行動の自由を尊重するものの、猫嫌い、特にその糞尿などによるにおいを嫌う人も多くいるので、社会生活を営む上で、他人に不快感を与えないようにする配慮も必要とし、

近所に猫嫌いの人がいて、餌を与えることで野良猫が集まり、野良猫の糞尿で猫嫌いの人が大きな不快感を味わっていることがわかったときには、野良猫への給餌を中止すべきであって、給餌を続けるのは違法で不法行為になると判断しました。

野良猫への餌やり中止要求としては、まず野良猫が隣家からはいり込んで排泄している状態などの写真を撮って、証拠を確保したうえで、餌やりなどの中止を求めていきます。

裁判例東京地裁 2010年5月13日

野良猫に対しての餌やりを続けたとしてマンション住民が餌やりの中止と慰謝料など645万円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は被告に野良猫への餌やり中止と204万円の支払いを命じた。

全10戸が2棟に分かれて並ぶ高級テラスハウスの原告側住民によると被告は1993年ごろから自宅の庭などで朝晩野良猫に餌を与えるようになった。多いときには10数匹があつまり糞尿や鳴き声さらには車にひっかき傷をつけられたりしたという。

住民側は中止を申し入れるも被告側は餌やりは動物愛護と主張し聞き入れなかった。原告は提訴し裁判では管理規約で「他の居住者に迷惑を及ぼす恐れのある動物を飼育しないこと」との規定があることから餌やりは違法と主張した。

被告は「旅行から帰ると自宅の庭で子猫が生まれていた。餌をやらないと死んでしまう。猫が増えないように去勢手術もしているとし、餌は自分の敷地内で常識の範囲でやっている。私は野良猫を飼っておらず管理規約にある「迷惑を及ぼす恐れのある動物でもない。動物愛護の観点から今後も続けていく」と主張した。

判決では管理規約に関して「餌付けは飼育の域に達している。規約違反と認められる」とし「現時点での活動も住民の受忍限度を超える違法なもの」としている。
posted by naiyou at 06:43| 大阪 ☁| Comment(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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