2012年12月27日

退職勧奨

退職勧奨

退職勧奨とは,使用者が労働者に対し,自発的な退職意思の形成を促すためになす説得などの行為のことをいいます。

このような退職勧奨は,自由することができますが,退職勧奨を受ける側もそれに応ずるか否か自由に決定することが出来,退職勧奨に応ずる義務はありません。

もっとも,自由に退職勧奨をできるとしても,労働者が自由な意思決定を妨げられる態様の退職勧奨は許されず,説得の回数,説得のための手段・方法は社会通念上相当であることが求められ,その態様が強制的であったり執拗なものである場合には不法行為を構成し,使用者に損害賠償責任を生じさせることもあります。



裁判例

退職勧奨の方法が違法であり、不法行為を構成すると判断された例としては、傷病により休職していた労働者が復職するに際し、上司5名が、約4ヶ月間に、復職について30数回の「面談」「話し合い」を行い、その中に約8時間にわたるものもあり、面談において「能力がない」、「別の道があるだろう」、「寄生虫」、「他の乗務員のめいわく」等と述べ大声を出したり、机を叩いたりし、また、労働者が断っているにもかかわらず、同人の寮にまで赴き面談して退職勧奨した事案について、その頻度、面談時間の長さ、言動は、社会通念上許される範囲を超えているとして、慰謝料請求を認めた事例(全日本空輸事件・大阪地判平11.10.18・労判772.9、同事件・大阪高判平13.3.14・労判809.61)

管理職が連日、勤務時間内外にわたり執拗に希望退職届を出すよう強く要請し、希望退職期間経過後は、暴力行為や仕事差別などの嫌がらせによって退職を強要したことについて慰謝料請求を認めた事例(エール・フランス事件・東京高判平8.3.27・労判709.69)

2名の高校教諭に対し、うち1名については4ヶ月の間に11回、もう1名については5ヶ月の間に13回にわたり、1回20分から2時間強に及ぶ退職勧奨を行い、その間、退職するまで勧奨を続ける旨を繰り返し述べたり、退職しない限り、所属教員組合の要求に応じないとの態度を示したり、研究物等の提出を求めたりしたことについて不法行為による慰謝料請求を認めた事例(下関高校事件・最判昭55.7.10・労判345.20)

夫婦でデザイナー業務に従事していた労働者に対し、2次にわたる退職勧奨をしたが、2次退職勧奨は、デザイン室の閉鎖を宣言し、デザイン室への発注を停止するものであり、仕事を取り上げてしまった事案について、「勧奨といいながら、デザイン室を閉鎖し、しかも、他への配転を検討することもなく、退職を勧奨することは、退職の強要ともいうべき行為であり、その手段自体が著しく不相当」として不法行為の成立を認めた事例(東光パッケージ[退職勧奨]事件・大阪地判平18.7.27・労判924.59)

などがあります。


ラベル:退職勧奨
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2012年12月26日

インターネットショッピング(ネット通販)トラブル

インターネットショッピング(ネット通販)トラブル



ネット通販のトラブルは大きく分けて以下の分類になります。





1.商品が届かない

詐欺に引っ掛かったのかもしれません。 この問題は個人で解決するのは非常に困難です。

一度当事務所にに相談してみてください。

同じ販売業者の類似トラブルですでに調べがついている可能性もあります。

申込みした画面をプリントアウトしておいたり、連絡先(URLやメールアドレス、住所、電話番号など)を控えておいてください。



2.同じ商品が2つもきた

1つしか買ってないのに、同じ商品が2つも届いた。 しかも、振込み用紙も2つある。どうなってるの?

サーバーのレスポンスが悪く、申込みボタンを2回押しませんでしたか?

商品が複数届くトラブルの原因で一番多いのが、この2度押しです。

販売先もコンピュータ処理で発送することが多いので、同じ人が同じ商品を同じ時間に複数個も注文したとは気付かないのです。

その場合はまず、購入先へ連絡し、複数届いていることを伝えましょう。

ネット通販トラブルでは一番多いので良心的なサイトであれば返送できますし、返送に関わる費用も負担しなくても良い場合があります。

この場合は、全ての申込みの日時等をはっきりさせてください。

複数申込みの時間間隔が短い時は、正式に争っても勝ち取れる可能性が高いです。

このような場合は一度ご相談ください。

悪徳業者に泣き寝入りするのは、絶対にやめましょう。



3.交換したい

カタログスペックだけで買うのがネット通販です。

有名商品であれば問題ないが、ネットで見つけた商品は実物を見ていないので、 商品を受け取ってからサイズが大きい、小さいなどの問題もよく発生します。

まず、販売先のサイトに掲示されている「交換」に関する内容を確かめてください。

「返品・交換できません」と書かれている場合は、交換するのは困難です。

しかし、販売先へ連絡し交渉だけはしてみましょう。 商品の性質上交換できない(下着や飲食物など)ものもありますが、優良サイトであれば 交換に応じてくれる場合もあります。



4.返品したい

カタログスペックだけで買うのがネット通販です。

有名商品であれば問題ないが、ネットで見つけた商品は実物を見ていないので、 商品を受け取ってから「えっ! こんなの」という問題もよく発生します。

現実は厳しい「こんなの欲しくない」など購入をキャンセルし返品したい場合、 販売先のサイトに掲示されている「交換」に関する内容を確かめてください。

「返品・交換できません」と書かれている場合は、返品は困難です。

しかし、販売先へ連絡し交渉だけはしてみましょう。 得に広告と実物があまりにも違う場合等は、強く返品を求めましょう。

このような場合は、一度当事務所に相談してみてください。カタログと実物の差が分かるように、 申込み時のカタログ(スペック表や商品の画像など)をプリントアウトしておいて頂ければ、助かります。


ラベル:ネット通販
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2012年12月25日

慰謝料請求の主張

慰謝料請求の主張

慰謝料とは、生命・身体・自由・名誉・貞操等が、不法に侵害された場合の精神的損害に対する損害賠償金のことをいいます。

何に対しても慰謝料が認められるわけではないのです。

民法では、慰謝料について、このように書かれています。

他人の身体、自由又は名誉を害したる場合と財産権を害したる場合とを問わず前条の規定(不法行為)に依りての損害賠償の責に任ずる者は財産以外の損害に対しても其賠償を為すことを要す。

精神的・肉体的苦痛によって他人を傷つけた者は、その代償として、お金を払って埋め合わせをしなければなりません。





1)不倫をされて悩んでいる方

● 不倫相手に対してどんな請求ができますか?

● 不倫相手に対して、一切の接近行為をしないようにしたい。

● 不倫をした自分の配偶者の浮気癖も治したい。

● 離婚をも考えていて、配偶者に対する請求と不倫相手への慰謝料の請求を両方したい。

● 不倫相手が一向に不倫の事実を認めないので困っている。

● 不倫相手が慰謝料の支払に応じないので、合意書を交わしたい。

● 不倫相手に慰謝料請求の内容証明を送りたい。

● 不倫相手に対してどれぐらいの慰謝料請求ができるの?



2)不倫をしてしまい相手方からの請求で悩んでいる方

● 不倫相手の配偶者から、請求されている慰謝料の額が多いのでどうしたらいいのでしょうか

● 慰謝料の請求を受けて示談書をもってこいと言われているのだけど、どういう内容で作成したら良いのか分からないので、作成してほしい。

● 不倫相手との話し合いがあるのだけど、自分ひとりでは不安なので、示談書を作成するのと一緒に、立ち会ってほしい。

● 不倫の事実がないにも関わらず、慰謝料を請求されて悩んでいる。

● 相手が独身だということを信じて交際をしたのに、配偶者から慰謝料を請求された。

● 既に交際がなくなって1年以上たっているのに、不貞行為に対する慰謝料を請求されて困っている。

● 不倫相手の配偶者から会社や取引先へ不貞行為の事実を公表すると言われて困っている。

● 不倫相手の子どもを懐胎してしまいました。不倫相手との関係でどのようにしたらよいのでしょうか?



3)名誉毀損の慰謝料請求

それが事実であるかは問わず、他人に知られたくないことを不特定多数に知らさせ、これによって社会的な評価を低下させられた場合、民事上、不法行為を構成し、慰謝料請求をすることが可能です。

また、刑事上も、「名誉毀損罪」(刑法230条)として、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金受ける可能性があります。



4)暴行・傷害の慰謝料請求

喧嘩、DV、その他実力行使や報復行為など、いかなる理由があろうとも、暴力行為は、立派な「犯罪」です。

場合によっては、「傷害罪」(刑法204条)として、15年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられる可能性があります。

不法行為に対する慰謝料はもちろん、治療費や休業損害なども請求が可能です。



5)セクハラ等の慰謝料請求

セクハラやパワハラ・男女差別、などの労働トラブルも、退職を余儀なくされたり、うつ病や自殺に追い込まれるなど、生命を脅かされるような深刻なケースも多く、悪質な「不法行為」です。

加害者本人への慰謝料請求はもちろん、勤務先に対して「使用者責任」を問えるケースも多くあります。



6)性犯罪の慰謝料請求

盗撮・のぞき、痴漢、レイプ(強姦)、強姦致傷、集団強姦(集団暴行)や強制わいせつ、その他の犯罪被害に遇ったことによって被った精神的苦痛は、当然、不法行為によって生じたものでありますから、慰謝料請求をすることが可能です。



当事務所で多いご相談は、配偶者である夫または妻が不倫をしているので、その浮気相手に慰謝料を請求したいというものです。

一つ一つの案件について、どのように対応するのが一番いいのかを考え、依頼者にとってベストな請求方法、そして解決方法を選択する必要があります。当事務所では慰謝料請求の為のご協力をいたします。


ラベル:慰謝料請求
posted by naiyou at 05:21| 大阪 ☀| Comment(0) | 慰謝料請求 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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